革靴女子
〈修理を通して、一生モノの価値づくり〉株式会社ベアグッド REPAIR THING 松本唯さん
靴磨き女子部が様々な業種で活躍する女性にインタビューするシリーズ。
今回は株式会社ベアグッド REPAIR THINGの松本唯さんにお話を伺いました。
株式会社ベアグッドとは、、、
株式会社ベアグッドは、ブランドバッグ・レザーアイテムのリペア・スタジオ「REPAIR THING(リペアシング)」(広島県広島市)を運営している会社。
REPAIR THING では、「安心と技術でキズナを築くリペアサービス」というコンセプトを掲げ、商品だけでなく、お客様にまで寄り添うリペアサービスを提供しております。
(REPAIR THING 公式HP:https://www.repairthing.jp/ )
現在のお仕事内容を教えてください。
ブランドバッグやレザーのバッグや小物の修理を行っています。
擦れの補修や持ち手、内装の交換など全国から修理品を受けつけています。
今のお仕事をするようになったきっかけを教えてください。
元々洋服のお直しの仕事をしていた中で、革のバッグのお直し相談が多くありました。
洋服とは修理方法が全く違うため、革の修理方法に興味を持ち、知人に紹介してもらった会社で技術を覚えていきました。
その後、現在所属のベアグッドの代表と出会い、革製品の修理業を本格的にスタートいたしました
ご自身のお仕事の、一番のやりがいは何ですか。
修理後にお客様からお喜びの声をいただくことはもちろんですが、商業施設やイベント施設で開催されたリペア相談会に出店した際、お越しいただいたお客様と直接お話ができることがとても嬉しいです。
日々の暮らしの中で心がけていることはありますか?
「自分の機嫌は自分でとる。」です。
その言葉を大切にしている理由はございますか?
気分が沈んでしまったときに周りを羨んだり妬んだりしてしまうこともありますが、状況が変わることはないからです。自分でできる楽しいことをしてポジティブにいられるようにしています。
ご自身の生活の中で、物を大切にするために習慣としていることがあれば教えてください。
ストックを持たないことです。
なんでも替えがあると雑に使ってしまうのであるものを長く使い切ることを心がけています。
休日の過ごし方を教えてください。
音楽を聴いたり、ライブに行ったりしています。
靴は何足ほどお持ちでしょうか、また好きなブランドがありましたら教えてください。
10足ほどです。スニーカーが中心ですね。
TSURU By MARIKO OIKAWAというブランドが好きです。
ズバリ、購入する際のポイントは何でしょうか?
デザインやカラーに一目惚れして購入することが多いです。
そのため、足に合わず靴ズレを起こしてしまうこともよくあります。
一番のお気に入りの靴、レザーアイテムは何ですか?
CELINEのお財布です。
30歳の誕生日の記念に初めて時分で購入したブランド品です。
普段レザーアイテムのお手入れはしますか?
はい。擦れたら補色をしたり、汚れ落としクリーナーやクリームを定期的に使用しています。
愛用品はM.MOWBRAY デリケートクリームです。
ご自身の靴の保管や靴箱のレイアウトなど、こだわりをお聞かせください。
履いてすぐの靴は靴箱にすぐに入れないようにしています。
玄関に出しっぱなしもよくないので別のスペースを用意しています。
カビやにおいの対策になっていると感じます。
足元やファッションでこだわりはございますか?
新しいものは手持ちのものを思い浮かべて3パターン以上コーディネートが組めたら購入するようにしています。
今後手に入れたいと考えているアイテムはございますか?
一生持てるようなシンプルで上質な革のバッグを購入したいと思っています。
上質な革のバッグですか!
多くのお客様の大切なバッグやレザーアイテムを修理してきた松本さんだからこそ、“一生持てるもの”にとても深い意味を見出しているのだと感じます。
本日は貴重なお話ありがとうございました。
【夫婦、スタッフと築き上げた現在のカタチ】株式会社バスデムシャット 山口 陽子さん
靴磨き女子部が様々な業種で活躍する女性にインタビューするシリーズ。
今回は株式会社バスデムシャットの山口陽子さんにお話を伺いました。
株式会社バスデムシャットとは
ウェブショップ「レザーショップREN」を運営する会社。
「REN」は素材の風合いを重視し主張しない、シンプルなモノづくりを目指したレザーバッグブランド。(REN公式HP:https://x.gd/l9hMH)
ー現在のお仕事内容を教えてください。
店舗スタッフの管理や、POP-UPの運営、ブランドサイトの着用モデル、セレクト品のバイイング等が主な仕事です。
ー今のお仕事をするようになった経緯を教えてください。
20代の時に主人(現会社の代表)と出会い、結婚をしたことです。
ーとても素敵な経緯です。。それまでのお仕事は現職と同業だったのでしょうか?
全く違う業種です。
営業などしたことが無かったため、最初のころは話す事ですら抵抗を感じました。
ーご自身のお仕事で一番のやりがいは何ですか?
スタッフの成長です。年々みんながしっかりと頼れる存在になってきていることがとても嬉しいです。
ー今後の展望はありますか?
スタッフみんなと社員旅行に行きたい!
ー日々のくらしの中で心がけていることはありますか?
イライラしない、人にやさしく接すること。
睡眠をたくさんとる事。
ーご自身の生活の中で、物を大切にするために習慣としていることがあれば教えてください。
気に入っている洋服はなるべくクリーニングに出すか手洗いして、アイロンをかけます。
ー休日の過ごし方を教えてください。
近場の日帰り温泉に行ったり、美味しいものを食べてお昼からお酒を飲むことです。
~靴やレザーアイテムのケア、ファッションについてお伺いいたします~
ー靴は何足くらいは持っていますか?
15足です。
ー好きな靴のブランドや好きなレザーグッズはありますか?
Le Yucca‘s、Maison Margielaです。
ーお気に入りの靴、レザーアイテムは何ですか?
Le Yucca‘sのレースアップシューズとブーツ、とマルジェラのタビバレエシューズです。
ー普段、靴やレザーアイテムのお手入れはしていますか?
革靴については、履くときにレザー用のオイルを塗って軽く磨いています。
お手入れしている時間がなんか心地よいです。
ー靴やレザーアイテムについてお悩みなどはございますか?
白いスニーカーのお手入れです。
白いスニーカーのお手入れは悩みますよね。。
弊社のおすすめは「M.MOWBRAY エクストラホワイト」です!
ホワイトレザーの靴専用のケア用品で、補色して汚れを目立たなくします。
小さなキズであれば、ある程度隠すことができるので是非!
(商品URL:https://shop.m-mowbray.com/SHOP/2112.html)
ーご自身の靴の保管や靴箱のレイアウトなど、こだわりをお聞かせください。
こだわりは特にないですが、見やすいように同じ種類(スニーカー、パンプス等)で分けています。
ー足元やファッションでこだわりはございますか?
靴については履きやすい、疲れないものを選ぶようにしています。
デザインはシンプルで飽きの来ないものが多く、洋服は素材感で選ぶことが多いです。
ーおすすめの靴やアイテム、または挑戦したい靴やアイテムを是非ご紹介ください。
Le Yucca‘sは革なのにとにかく履き心地がいいのでおススメです。Recipe(レシピ) という所の靴も履き心地がよく、しかも価格もお手頃なのでおススメです!!
スタッフの方々へ対する想いや、充実した休日の過ごし方など、
パーソナルな部分をお伺いすることができ、とても良いインタビューになりました。
山口さん、今回は貴重なお話ありがとうございました。
〈憧れを実現 販売員から靴修理職人へ〉
RESH.神戸店 福田 友香さん
靴磨き女子部が様々な業種で活躍する女性にインタビューするシリーズ。
今回は、RESH.神戸店の福田 友香さんにお話を伺いました。
【RESH.】とは
「靴を修理して履く文化を創る」というテーマを掲げている靴メンテナンスの最上級店です。
全国有数のデパートや商業施設などにある靴修理業態で、確かな技術と修理部材の数が魅力。
常にお客様のご期待に応えられるように、特注の機械を開発、オリジナル商品の開発やイギリスを中心に海外から工具を取り寄せてメンテナンスを行う、他社では真似のできない方法を行うのが強み。
〈RESH. 公式HPより引用〉https://resh.tv/
ー現在のお仕事内容を教えてください。
靴を修理に出されるお客様の受付や縫い修理、お渡し前の磨きといった作業を行っています。
ー今のお仕事をするようになったきっかけを教えてください。
革製品が好きで、身に着けられて、長く使えるものを集めているうちに、
ケア方法やメンテナンスにも興味がわきました。
長年、アパレルで販売の仕事をしていましたが、職人にあこがれがあり、今の職業に転職いたしました。
ーご自身のお仕事の、一番のやりがいは何ですか?
仕上がりの靴を見たお客様に喜んでいただけるときです。
ーご自身の生活の中で、物を大切にするために習慣にしていることがあれば教えてください。
この仕事をするまでは何気なく「良いなぁ。」と思うものを選んでいましたが、
今は先を見越してケアでどう変化していくかや、
靴の製法を確認しリペアできるかなど先を見越して買い物するようになりました。
普段の買い物からケアやリペアを意識されているとは、、まさに職人の性ですね。
ー休日の過ごし方を教えてください。
美味しいご飯屋さんや喫茶店を探して食べに行くことです。
美味しかった料理を家で再現して作るのも好きです。
~靴やレザーアイテムのケア、ファッションについてお伺いいたします。
ー靴は何足ほど持っていますか?
革靴やスニーカー、パンプス、ブーツ類、全て10足ずつほど持っています。
ー好きな靴のブランドや、レザーグッズのブランドはありますか?
パラブーツ、マルジェラ、サンダースをよく履いています。
ーお気に入りのアイテムを教えてください。
これからの時期は、ユッタニューマンのサンダルが履きやすくてお気に入りです。
さらっと履けるサンダル。
そしてアクセントの利いたメタリックがこの夏にぴったりですね!
―ケアのこだわりや、好きなアイテムはありますか?
モゥブレィのワックスクリーナーを仕事で使用しています。
お客様からお預かりした靴に付いていたワックスをきれいにはがせて、
下地が素早く作れるので好きなアイテムです。
―ご自身の靴の保管や靴箱のレイアウトなど、こだわりがあれば聞かせてください。
よく履く靴を取りやすい場所に収納しています。
色順に並べて、シューキーパーを入れて保管しています。
―足元やファッションでこだわりはありますか?
靴を主役にコーディネートを組むことと、ベーシックなアイテムに
アメリカンインディアンジュエリーを付けるのが好きです。
―おすすめの靴やアイテム、または挑戦したい靴やアイテムを是非ご紹介ください。
店で期間限定のポップアップを行っております。
ローファーをメインにしたポップアップを開催してから、ローファーが気になっています。
ポップアップ期間中、毎日目にしていたのでローファー熱が高まってきています。
今はジャコメッティのローファーが一番欲しいです。
ー最後にSNSアカウントがございましたら是非ご紹介させてください!
福田さんInstagramアカウント
【 https://www.instagram.com/__yn_____/】
RESH.神戸店 Instagramアカウント
【https://www.instagram.com/resh.kobe/】
お話の中で、長く使えるものを集めていたり、物を購入するときにリペアができるかを
考えて購入されていて、ものへ対しての愛情を感じました。
今回は貴重なお話をありがとうございました!
〈靴修理やデザインなど多彩な知識を持つ〉RESH. イ ミンジさん
靴磨き女子部が様々な業種で活躍する女性にインタビューするシリーズ。
今回は、RESH.のイ ミンジさんにお話を伺いました。
【RESH.】 「靴を修理して履く文化を創る」
「RESH.」とは、靴メンテナンスの最上級店です。
全国有数のデパートや商業施設などにある靴集英業態で、確かな技術と修理部材の数が魅力。
常にお客様のご期待に応えられるように、特注の機械を開発、オリジナル商品の開発やイギリスを中心に海外から工具を取り寄せてメンテナンスを行う、他社では真似のできない方法を行うのが強み。
〈RESH. 公式HPより引用〉https://resh.tv/
ー現在のお仕事内容を教えてください。
お客様が来店されたときの靴修理の受付、革靴のオールソール(靴底全体を交換すること)のご相談とお客様が履いている靴のクイック修理作業、最近はスニーカーの修理など、幅広いジャンルの修理依頼を受けています。
※現在は、RESH.本部内でデザインやグラフィックの担当をされています。
ー今のお仕事をするようになった経緯を教えてください。
私は小さいころから「~になりたい!」という夢を多く持っていました。
韓国の大学で視覚デザイン科を専攻して、その時にキャラクターのデザイナーになりたいという夢を持ちました。
大学でデザインを学んでいく中で、小学生のころに抱いていた「靴のデザイナーになりたい」という夢をふと思い出しました。卒業後には、靴のデザイナーになりたいという気持ちが大きくなり、日本への留学を決意しました。
1年間、日本語学校に通い、靴の専門学校にも入学しました。専門学校でデザインや靴のことを学び、日本でデザイナーになることの難しさを感じると同時に、靴の細かいパーツや構成など、靴本体の仕組みに対しての興味を持つようになりました。
もっと靴のパーツや構造、さらに修理の技術も学びたいと思い、現在働いているRESHへ入社いたしました。
とても綺麗なデザインです。。
スニーカーの色に合わせたデザインの配色が、ぴったりマッチしていて素敵です!!
ーご自身のお仕事で、一番のやりがいは何ですか?
お客様の希望通りに修理ができて、引き取りの際に、「すごい!自分の靴じゃないみたい!きれいに仕上げてくれてありがとう!」と言われた時、そしてお客様の笑顔を見た時にやりがいを感じます。
ーご自身の生活の中で、物を大切にするために習慣としていることがあれば教えてください。
私自身、そこまで細かい性格ではないので特にありませんが、物を決まった場所に戻していたらいつの間にか習慣になっていました。そのおかげで失すことがないので結果的に物を大切にできていると思います。
ー休日の過ごし方を教えてください。
家でシマリスを飼っているので一緒に遊んだりケージの掃除をしたりして、休日を過ごしています。
また、家の近くに映画館があるので、映画を見ておいしい料理を食べに行くこともあります。
天気が良い日だと、公園でバドミントンをしたり、絵をかいたりもしますね。
あとはゲームが好きで、ゲームをして休日を過ごすこともあります。
―靴は何足くらい持っていますか?
40足ほど持っていましたが、引っ越す前に古くなっている靴を捨ててしまったので、現在は20足ほどしか持っていません。靴を捨てた後にRESH.へ入社して、「靴ってこんなものまで修理できるの!?」と知り、捨てたことを後悔しました。
ー1番お気に入りの靴は何ですか?
中学2年生の時、お小遣いを貯めて購入したアディダスのスニーカーです。
紐を結ぶタイプの靴よりも、マジックテープで留める靴が好きだったので、キッズサイズの
ものを買いました。自分の足が21~22㎝で良かったです。
ーご自身の靴の保管や靴箱のレイアウトなど、こだわりをお聞かせください。
あまりこだわりはないのですが、特に夏は湿度に気を付けて除湿剤を靴箱に入れて保管します。
ー足元やファッションでこだわりはありますか?
こだわりは靴下です。
「ファッションの完成は靴」と言う人がいますが、自分はいくらオシャレな靴を履いても靴下が合わなかったらそのファッションはまだ未完成のままだと思っています。
なので私は靴下にこだわっていて、色々なデザインの靴下をコレクションするのが好きです。
靴だけでなく靴下にも意識を向けてファッションを楽しむところに、イさんのおしゃれさと遊び心を感じます!
ーおすすめの靴やアイテム、または挑戦したい靴やアイテムをぜひご紹介ください。
韓国では最近、レトロファッションが流行しています。
レッグウォーマーやミドルブーツなどが流行っていますが、まだ挑戦できていません。
リネン素材を使用したブーツが出ているので、それを買ってみたいと思います。
ー今後の展望をお聞かせください。
今の仕事で様々な技術や知識を吸収し、日本で自分の靴のブランドを立ち上げたいです。
35歳までにできたらと考えています。また、店舗には靴に関する作業ができる工房スペースも併設したいです。
作業に使うのはもちろん、カフェとしての活用など、たくさんのお客さんに興味を持ってもらえるような空間を作りたいです。
ーご紹介可能なSNSアカウントがございましたら教えていただきたいです。
Instagramにて自分が行った靴修理を、日記形式で書いています。
ぜひ見ていただけると嬉しいです。(笑)
Instagramアカウント【@1205_ming】
靴を理解するために現在のお仕事をこなす真摯な熱意や休日の過ごし方。
今後の展望についても深くお話しいただき、聞いていてワクワクするお話ばかりでした!
イさん、本日は貴重なお話ありがとうございました。
~靴磨きでエールを送る~
フリーアナウンサー新谷明美さん
靴磨き女子部が様々な業種で活躍する女性にインタビューするシリーズ。
今回はフリーアナウンサー新谷明美さんからお話を伺いました。
ー今のお仕事についておしえてください。
18歳からフリーアナウンサーとして活動しています。現場で次のご縁をいただくなど、人のめぐりあわせに生かされ、テレビ番組・セレモニー・イベント・婚礼・ナレーション、トークショー、歌のお姉さんなど、ジャンルもさまざまに、お求めいただける現場で精一杯努めて参りました。
声色に気持ちをのせてその世界観や雰囲気を作ることを大切にしています。
ー夢は【アナウンサーになること】
小学5年生の時に全校放送で喋る機会があり、恩師や友人が褒めてくれたのがきっかけです。
卒業していく6年生に向けた思い出映像を流す、ほんの数分の出来事でした。
「人が喜ぶ情報を伝えて、自身もこんなに幸せになれるなんて!」と嬉しくてたまらなかったことを覚えています。
その瞬間に「言葉は人を動かすものであり、贈り物にもなる」ということを実体験し、
“アナウンサーになりたい”という夢を持ち始めました。
19歳から北海道版のめざましテレビのレギュラーでお世話になったことをきっかけにニュース・天気・交通情報・視聴者さんからのメッセージ紹介など、報道の礎となる経験をさせていただき 、夢である“アナウンサー”としての第一歩を踏み出しました。
20代前半でだんだんとヒールを履く機会が増え、悩み事が多い足に牛革を使用したパンプスを買いました。 ちょっと背伸びした買い物でしたが、だんだんと足に馴染み、公私ともに欠かせない【おでかけの相棒】へ――。 以降4回、かかとの修理をしたり、装飾を直したり…職人さんにも靴で覚えていていただけるほど愛でました。
数年が経過し革製品のすばらしさを最初に教えてくれた相棒とサヨナラするときは、何度もゴミ袋から出し入れし、思わず合掌しました。笑
余談ですが・・・
冬底を貼り(北海道では雪氷上を歩けるように滑り止めのソールをはって冬仕様にします。道外の方にはびっくりされます)真冬でも 支えてくれたことを忘れません。
ーご自身のお仕事の、一番のやりがいは何でしょうか。
人の笑顔がうまれる瞬間に出会えた時。
感情の琴線に触れられたと思える時です。
自分の夢がうまれた日を心の軸に持ち続けたいと思っています。
ー日々の暮らしの中で心がけていることは?
目の前のことを精一杯やることです!
日常の衣食住に幸せのひとさじを加えることも大事にしています。(コーヒーを丁寧にハンドドリップで淹れる、ご褒美甘味を食す、温泉に浸かりにちょっとした小トリップ、ちょっと高級なお醤油を使ってみる、など)
ー休日の過ごし方を教えてください
休日はパン屋さんが大好きな息子と家族でブランチに行き、おいしいコーヒーを飲むことからスタートします。
自宅の防音室にこもり発声練習の一環で1人カラオケ(十八番は平原綾香さんのJupiter) をすることもしばしば。 湯船にゆっくり浸かってスマホテレビ時間を満喫したり、 酵素浴や足裏樹液シート、温灸などを組み合わせたりして、自分の身体を自分で労わります(笑)
ーパン屋めぐり、おいしいコーヒー、一人カラオケなどどれも素敵な休日の過ごし方ですね!
ー新谷さんのお持ちの靴についてお聞かせください。
現場衣装に合わせて靴も変えるので、50足ほど持っています。
でもそこまで増えた一番の理由は25センチの私の足が入る靴がなく、足が入ったら即買い!の日々をしていたからです。
今はこだわりの一足を大事になじませていく方向にシフトしています。
2人の子供を授かり、最近はもっぱらスニーカーやフラットパンプスですが、「ヒールの高さはプライドの高さと比例する」なんて言われるように、ここぞ!という場面には靴でも気合を入れたいです。 ブランドを語れるほどのこだわりはまだありませんが、第二回北海道靴磨き選手権のMCにむけてCOACHの革パンプスを新調しました。
磨いて自分好みに育てていくのもいつかしてみたいのですが、女性用の本革靴のデザインが、ローファーやフラットシューズだけでなく、様々な形状やカラーがあったらいいのになぁと妄想します。
育てるパンプスをプロデュースするのが夢の一つです。
ー 一番のお気に入りの靴、レザーアイテムはありますか?
一番のお気に入りのレザーアイテムは名古屋市のレザー作家さんにオーダーしたキーブレスレットです。
キーホルダーとしての役割はもちろん、ワンマイルのお出掛けなら、腕に通してそのまま出掛けられる優れもの! 名前の刻印入りで、最初との色の違いは家族の年輪にも感じられますし、芯のある柔らかさ、質感、どれをとってもやっぱり革って最高だと感じさせてくれるアイテムです。
ー普段、靴やレザーアイテムのお手入れはしますか? また、ケアをする上でのこだわりなどあれば教えてください。
夫の靴を磨いたり、小物のレザーアイテムは油分を足したりして、ケアを行っています。
靴磨きが大好きになったきっかけが、週に一度、エールを込めて、夫の靴を磨くことでした。
汚れを落として、保湿して…女性のお化粧にも通じる感覚と、磨いた後応えてくれる革靴に「育てている感」を感じ、すっかり虜に。
いろんな方に稀有な方ですね。と言われ、初めて周りの女性が靴磨きと縁遠いことを実感しました。
第一回北海道靴磨き選手権に妊婦で参加し、親にもびっくりされました。
選手権がきっかけで出会えた、Mモゥブレイのクリームにはびっくりしました。
どうしても靴クリームって油分の匂いが強い印象があったのですが、ミツロウが香るのでしょうか…アロマのような自然の香りで 靴磨きをしながら心もほぐれるような気がします。何より伸びが良くて、使っていて気持ちが良いです!全シリーズを揃えていきたいなと思っています。
新商品の表面を均一に整えることで一層艶出しをしやすくしてくれるというミラーフィニッシャーが今特に気になっています。
ー新谷さんの考える“靴磨き”とはなんですか?
靴磨きを独学で始めた分、正解がわからないな…と思っているのですが、 お化粧や髪型、ファッションと同様に「正解を決めるのは自分」なのだと最近思うようになりました。
どこをどう光らせたい…!など、理想通りに出来たらいいのですが・・・。
自分の気持ちがのって【うまく出来た!】と思えば合格なのかな…と言い聞かせています。
ーご自身の靴の保管や靴箱のレイアウトなど、こだわりをお聞かせください。
靴箱の除湿を行い、保管環境を整えています。また、箱に入れている靴は、箱に入れた状態でも何が入っているかを分かるように表面にイラストでどんなデザインかを書き添えるようにしています。季節に応じて靴箱の中の靴を入れ替えて、季節ごとにあった靴を楽しむようにしています。
ーファッションとして靴はどう捉えていますか?
全体のバランスを最終的に決めるのが、足元だと思っているので靴は私にとって一番重要なポイントです。靴を決めてからお洋服を決めたり、靴下をチラ見させるためにジーンズの丈を変えたりしたこともあります。
ファッションも【その日のテーマ】などを設けて実践できると、自己満足ですが心が満たされますよね!
ーおすすめのアイテム、または挑戦したいアイテムがあればご紹介ください。
靴磨き女子部でも掲載がありますが、キサキシューズさんをはじめ、革靴のオーダーを手掛けていただける作家さんにいつか世界に一足だけの自分の靴をお願いしてみたいです。
また、主要都市とネットにショップがあるear PAPILLONNER(イアパピヨネ)さんは、革をあしらった製品をたくさん扱っているので、今使用しているバッグのほとんどはこちらのものです。
ー今後の展望はありますか?
mikke niko (笑顔が生まれる瞬間を一緒に見つけに行こう)
幼い頃弾ませた声で放った「みっけ!!」
そのワクワクをいつまでも感じられる世の中にしたいという気持ちから、
上記をコンセプトに屋号をミッケニーコとし、新しい一歩を踏み出したところです。
声を生業とする日々に加え、仲間で絵本プロジェクトを立ち上げたり、イベントを企画したりと、 ワクワクを享受するだけでなく、発信する側にもなっていけたらと思っています。
新谷さん、本日は貴重なお話をありがとうございました。
公式HP akemi-niiya.com(2023年10月開設予定)
Instagram https://instagram.com/akemi.niiya?igshid=NGVhN2U2NjQ0Yg==
新谷さんがMCをつとめる「第二回札幌靴磨き選手権大会」
インタビューにご協力くださった新谷さんがMCをつとめる、北海道の靴磨き自慢が集まる「北海道靴磨き選手権大会」が開催されます。好評だった前回に引き続き、第2回目の開催です。
ぜひこちらも注目していただけたらと思います。
https://www.daimaru.co.jp/sapporo/topics/2_27.html
~靴から始まる豊かな人生、夫婦で繋ぐ想い~ 靴修理専門店 乃屋 池田さん
靴磨き女子部が様々な業種で活躍する女性にインタビューするシリーズ。
今回は靴修理専門店 乃屋(のや)の池田久美さんからお話を伺いました。
乃屋のコンセプトとは…
靴から始まる豊かな人生…
屋号『乃屋』は、接続詞の『の』のように、
「私の」「私だけの」「あなたの」「あなただけの」
というような店舗とお客様を繋ぎたいという信念から生まれました。
お仕事の道具としてドレスアップのアクセントとして日常生活の一部として
様々な用途で毎日使うアイテムだからこそ
お客様の大切な靴とその想いに寄り添い可能な限りお応えできる修理をご提供致します。
「引用元」https://noya-repair.com/about
ー今のお仕事をするようになった経緯をおしえてください。
夫婦で乃屋を開業したのがきっかけです。
ーご自身のお仕事の、一番のやりがいは何でしょうか。
お客様の喜ぶお顔を見ることができた時です。
ー日々の暮らしの中で心がけていること、
物を大切にするために習慣にしていることがあれば教えてください。
何を行うにしても自分の気持ち次第でどんな風にも変えられると思っているので、『何事も楽しむ!』ことを大切にしています。
モノを大切にする習慣として、日々のケアや保管方法などそのモノに適した取扱いを心がけています。
ー休日の過ごし方を教えてくださいー
愛犬と過ごしたり、美味しい物を食べることでリフレッシュをしています。
素敵なワンちゃん、素敵なリフレッシュ方法ですね。見ているだけで癒されます!
ー好きな靴のブランド、また一番お気に入りの靴、レザーアイテムを教えてください。
パターンオーダーで作ったジョージブーツです。
乃屋のお隣にあるTailor Peleon(テーラーペレオン)さんに依頼し、ウェルティングまでの仕上げをヌメのままで納品いただき、主人に乃屋オリジナルのカスタム『ミチヤカスタム』をお願いしました。
アッパーは自身でダークネイビーに染色後シューズクリームのブラックを重ねました。
ー普段、靴やレザーアイテムのお手入れはしますか?
また、ケアをする上でのこだわりなどあれば教えてください。
シューズキーパーを入れること、ブラッシングを行うことをメインにお手入れしています。
簡単なケアでもしっかりと行うことで、愛用期間が長くなります。
ーご自身の靴の保管や靴箱のレイアウトなど、こだわりをお聞かせください。
自宅の収納は、りんご箱やラックを使いオープンな環境に。湿気がこもらないようにしています。
ーおすすめのアイテム、または挑戦したいアイテムがあればご紹介ください。
safuji(サフジ)さんのお財布をオーダーしています。
経年変化を楽しめるカラーを選びましたので、届くのが楽しみです。
「sahuji」サイトURL 【https://safuji.com/】
ー今後の展望についてお聞かせください。
ケア方法を店頭でご案内する機会も増えているので、カウンターを活かしてできることを増やしていきたいと思っています。
リペアからカスタムまで行う多彩な面をお持ちの乃屋さん。
大切な一足を是非、「乃屋」さんでリペアしてみてはいかがでしょうか。
池田さん、本日は貴重なお話をありがとうございました。
【革の奥深さをお客様にも伝えたい。作製やリメイクなど多彩な技術を併せ持つ。】キソラくずはモール店 長嶺 美有紀さん
靴磨き女子部が様々な業種で活躍する女性にインタビューするシリーズ。
今回はkissora くずはモール店で接客や販売をご担当されている長嶺 美有紀(ながみね みゆき)さんにお話を伺いました。
【kissora】
環境を考え、無駄のないモノづくり、様々な配慮をし、モノづくりの環境を整える。
革づくりからデザイン、製作まで一貫して「made in JAPAN」にこだわるkissora。
シンプルで飽きのこないデザインが魅力のブランドです。
≪引用≫https://www.kissora.jp/brandstory/professional/
ー今のお仕事をするようになった経緯をおしえてください。
以前はSAC’S BAR(サックスバー)で店長をしていましたが、kissoraが関西に出店するタイミングで今の店舗に異動になりました。
もともと何かを作ることが好きで、お店のミシンでバッグを作ることができる!ということにとても魅力を感じたのも今の仕事をする経緯のひとつです。
ーご自身のお仕事の、一番のやりがいは何でしょうか。
ご来店いただいた方がお帰りの際、笑顔で「ありがとう」と言ってくださることです。
その笑顔で温かい気持ちになれます。
ー日々の暮らしの中で心がけていること、物を大切にするために習慣にしていることがあれば教えてください。
「感謝を忘れない事、人にやさしく」この二つを暮らしの中で心がけています。
物を大切にするために習慣としていることは、直せるものは直して、リメイクできるものはリメイクして長く使うということです。
ー好きな靴のブランド、また一番お気に入りの靴、レザーアイテムを教えてください。
好きな靴のブランドはDr. MARTENS(ドクターマーチン)。
お気に入りはBIRKENSTOCKのララミーというモデルです。普段履く革靴はマーチンが多いのですが、はじめて可愛い感じの革靴を購入したのがララミーなので気に入っています。
ー普段、靴やレザーアイテムのお手入れはしますか?
しています。きれいになると心もスッキリします。
ーケアのこだわり、ケアをする上で考えなどあれば教えてください。
こだわりではないのですが、レザーデリケートクリームとクリームエッセンシャルを使っています。
ケアをすることにより、きれいに長く使っていただけるので、購入される方や購入をお考えの方におすすめしています。
ーご自身の靴の保管や靴箱のレイアウトなど、こだわりをお聞かせください。
大切な靴を守るために一番大事にしていることは、子供の手の届かないところに置くことです!
ーおすすめのアイテム、または挑戦したいアイテムがあればご紹介ください。
Schott(ショット)の革ジャンです。
以前、アメリカンバイクに乗っていて、その時に着ていた革ジャンは安価なものでした。
おばあちゃんになっても着られるような一生ものの革ジャンに憧れていて、いつか挑戦したいと思っています。
ー今後の展望についてお聞かせください。
kissoraに来て革の奥深さを知ったので、売るだけではなく購入して下さった方や、お手入れなどでお困りの方のアフターケアやリペアなどもしていきたいと思います。
長嶺さん、本日は貴重なお話をありがとうございました。
お客様に喜んでいただくこと、感謝していただくことが何よりのやりがい【サックスバー泉南店】日根野谷 育代さん
靴磨き女子部が様々な業種で活躍する女性にインタビューするシリーズ。
今回は、サックスバー泉南店の日根野谷 育代(ひねのや いくよ)さんにお話を伺いました。
サックスバーは、職人たちの揺るぎない思いが伝わる、MADE IN JAPAN の鞄・小物を幅広く展開しているブランドです。時代に左右されることのない永遠のマスターピースを取り揃え、一方では、オリジナルブランドと国内外から集められたスペシャルアイテムにより、常に斬新な商品と情報を提案しています。(https://www.sacs-bar.jp/shops/sacs-bar/ より引用)
—-現在のお仕事内容を教えてください。
カバン、革小物、スーツケースなどの販売及び仕入れ業務などを行っています。
—-今のお仕事に至った経緯を教えてください。
もともとバッグが好きで、今の仕事を選んだのですが、バッグの知識はあまりなかったので、最初は不安でした。
でも、人と関わることが好きなこともあって、接客に慣れるにつれて販売がとても楽しくなってきたのを覚えています。
—-一番のやりがいは何ですか?
お客様に喜んでいただけることです。
よい買い物ができたと何度もお礼を言っていただけることも多く、感謝するのはこちらなのに、と恐縮いたします。
「いい店員さんから買い物できて良かったわ!ありがとう!」と逆に感謝されるときは販売冥利につきますね。
—-今後の展望はありますか?
一般社団法人日本皮革製品メンテナンス協会の「レザーケアマイスター」試験に合格し、レザーケアマイスターに認定を受けましたが、今後もこのような専門分野の資格を取得していきたいです。
ご購入を検討されているお客様に革の特徴やお手入れの方法など的確にアドバイスできれば良いなと思います。
—-ご自身の生活のなかで、物を大切にするために習慣としていることはありますか?
「一寸の虫にも五分の魂」という言葉を大切にしています。
何にでも魂が宿っていると考えていて、扉1つでもそっと閉める、商品なども丁寧に扱うなど、ほんの細かな習慣です。
—-お忙しい毎日だと思いますが、日々の暮らしで、リフレッシュ方法や心がけていることはありますか?
「早く起床して、有意義に」とかっこつけたいところですがゆっくり起きています。
スーパー銭湯が好きなので、アロママッサージを受けたりして、たまの贅沢を満喫しています。
—-靴は何足くらい持っていますか?また、好きな靴のブランドはありますか?
30足ぐらいでしょうか?
スニーカーですと、New Balance(ニューバランス)やle coq sportif(ルコックスポルティフ)が履きやすくて好きです。
パンプスはマルイのオリジナルブランドがお気に入りです。
お気に入りのポイントは、私の足に合っているのかとてもラクなことと、シューズの飾りが取り外しできるので、
シーンを選ばず履きやすいんです。
—-日根野谷さんの1番お気に入りの靴、レザーアイテムは何ですか?
お気に入りの理由や、思い出、またその靴にまつわるエピソードがあれば教えてください。
CIMABUE(チマブエ)のシュリンクレザーの名称入れです。
初めて名刺をもらったということと、大切な人からいただいたということもあり。大切にしています。
—-普段、靴、レザーアイテムのお手入れはしていますか?
気になったときにブラッシングするくらいなのですが、この機会にお手入れを頑張ろうと思います。
—-靴やレザーアイテムについてお悩みなどはございますか?
何年も履かずに靴箱に眠ったままの靴を久々に出したら、革が完全に劣化していました。
そのときに定期的なお手入れの必要性を実感しました。
—-日根野谷さんの靴の保管や靴箱のレイアウトなど、こだわりをお聞かせください。
保管場所に困ることもある、靴の外箱からすべて出しています。靴箱のレイアウト模索中です。
—-足元やファッションでこだわりはありますか?
特にこだわりはなく、好きなものを着用することが多いです。
あえて一つ挙げるとしたら、靴とバッグの色は合わせるようにしています。
日根野谷さん、本日は貴重なお話ありがとうございました。
サックスバー泉南店公式Instagram @sacsbar_sennan
先輩に磨いてもらった靴がシューケアの原点(ハンズ新宿店 阿部真生さん)
靴磨き女子部が様々な職種で活躍する女性にインタビューするシリーズ。
今回はハンズ新宿店6階フロアにあるシューケア用品のご担当をされている阿部 真生(あべ まお)さんにお話を伺いました。
ハンズ新宿店 阿部 真生 さん
阿部さんはハンズ新宿店で、シューケア含め革製品の全般のお手入れ方法のご相談、ご提案や実演を交えた接客をされています。
ーこのお仕事をするようになった経緯を教えてください。
(ターニングポイントとなった出来事や、影響を受けた物などがあれば教えてください。)
お給料で初めて自分で買った革靴を当時の先輩がきれいに磨いてくれて、それをきっかけに自分でもやってみたいと思って勉強を始めました。
そのあと担当商品の入れ替えのタイミングがあり、シューケアの担当になりました。
ーご自身のお仕事の、一番のやりがいは何ですか?
革靴が好きな方や、これからお手入れを始めてみたい方とお話をした後に「ありがとうございます!」と言って自分が紹介した商品を選んでいただけるとやはり嬉しいです。
ー日々のくらしの中で心がけていることはありますか?
今まで考えたことがあまり無かったのですが…『無理をしない』でしょうか..
ー靴は何足くらい持っていますか?また、好きな靴のブランドはありますか?
15足ほどで、一番持っているのはBIRKENSTOCKです。
「LALAMIE」が一番好きで、色違いで3足持っています。
Parabootも丸みのある形が可愛らしく、革靴でもカジュアルに使えるのが良いと思います。
甲に飾りのあるデザインが好きなので「VOGUE」や「NYONS」、「ORSAY」は心惹かれます。
ー1番のお気に入りの靴、レザーアイテムは何ですか?
お気に入りの理由や、思い出、またその靴にまつわるエピソードがあれば教えてください。
BIRKENSTOCKのLARAMIEライトブラウンです。先ほどの質問でもお話しした初めて買った革靴です。まさに「シューケア、革靴人生の始まりの靴」です。
それとJOSEPHCHEANEYのKISDONGVバーガンディ。ずっと同メーカーのCAIRNGORM2Rが好きでウィメンズモデルを出してほしいなと思っていたら発売され、即決で買いました。色合いも革の表情も大好きで、手持ちの中で唯一名前を付けました。笑
ー「シューケア、革靴人生の始まりの靴」 、良い響きですね。
初めて買った革靴がBIRKENSTOCKのLALAMIEライトブラウンと思い入れの一足になられたと思うのですが、この革靴の購入の決め手になったことや、まつわるエピソードがありましたら教えてください。
昔からBIRKENSTOCKのサンダルは愛用していたのですが、
たまたまショップに行ったときに見かけた「LALAMIE」のデザインに一目惚れして買いました。
なので買った当時はお手入れの知識などは全くなく、周りの人たちに色々教わりながら育てた一足です。
ー普段、靴、レザーアイテムのお手入れはしていますか?
また、ケアのこだわりがあれば教えてください。
お手入れしています。
プライベートでケアをするときのこだわりは、クリームを塗るときに、布やブラシを使うのではなく「手」で塗っていることです。革の感想状態に合わせて、手で塗り加減を調整しています。
また、 靴であれば豚毛ブラシ・乾拭きは一番入念にかけるのがお手入れのこだわりです。
ー阿部さんのおすすめのクリームなどがありましたら教えてください。
ハンズ×M.モゥブレィ シューシャインクリームがおすすめです。
今までの靴クリームの「固い」、「溶剤臭い」などといった靴クリームの概念を払拭するようなクリームだと感じています。
傾けると流れるぐらいの柔らかいクリームは革の上でもとても伸ばしやすいんです。また、化粧品でも使用されるオイルが入っているので、しっかりと革の保湿ができることに加え、磨きあがりのツヤがばっちり出る「いいとこどり」ができる商品です。
ーご自身の靴の保管や靴箱のレイアウトなど、こだわりをお聞かせください。
これといったこだわりはないのですが保管方法として、帰宅後はすぐにシューキーパーを入れます。
革は湿気・水分が抜ける時に形が決まるので、私は帰宅後すぐに入れて履きシワを伸ばした状態で湿気を飛ばせるように、その習慣が身につきました。
ー足元やファッションでこだわりはありますか?
最近は柄物や単色でも編み目があるような靴下を選ぶことが増えました。
ーおすすめの靴やアイテム、または挑戦したい靴やアイテムを是非ご紹介ください。
コードバンはやっぱり永遠の憧れですが、ヌメ革の小物を自分でアメ色に育てるのもやってみたいです。色々な事に挑戦してこれからも知識の引き出しを増やしていきたいです。
ー阿部さんのコードバンに対する印象やどのような部分に憧れがあるのかを教えてください。
しっとりとしたコードバン特有のツヤは「革のダイヤモンド」と言われているように、繊細な素材なので本当にケアが好きな人じゃないと持てない印象があります。
また、近年の原皮の価格高騰の影響で金額的に手が届きにくいのもあり、一度は履いてみたい憧れの靴です。
ーコードバンはやはり革靴好きには避けては通れない憧れですね。
最後に阿部さんの今後の展望についてお聞かせください。
「ここのお店の方と話したい!」と思ってお越し頂けるようにこれからも日々、シューケアの勉強をしていき、お客様のご要望やお悩みに寄り添える販売員でいられるようにしたいです。
ーシューケアのこだわりや、おすすめのクリームなど参考にしやすい情報をありがとうございました。
「シューケア、革靴人生の始まりの靴」、とてもいい言葉です。
初めて購入された革靴をケアして、大切にされている阿部さんの革靴に対する思いが伝わりました。
阿部さん、本日は貴重なお話をありがとうございました。
手でしか出来ない靴作りの「意味」を感じ取れたときが、喜びの瞬間【kisakishoes】木佐木 愛さん
靴磨き女子部が様々な職種で活躍する女性にインタビューするシリーズ。
今回は神奈川県横浜市にある手製靴工房kisakishoes (キサキシューズ)の木佐木 愛(きさき めぐむ)さんにお話を伺いました。
—- 現在のお仕事内容を教えて下さい。
小さな靴工房の製靴業を一人で行っています。
お客様の足に合わせ、左右それぞれの木型からお作りする注文靴のほかに、靴作り教室、個展、革を使った小物や履物やベビーシューズのワークショップ、など手作り靴に関するさまざまな活動をしています。
— キサキシューズさんのInstagram @shoe_poetry(https://www.instagram.com/shoe_poetry/)も拝見していると、色彩豊で唯一無二なデザインの靴たち、とても心が踊りますね。
—- 今のお仕事に至った経緯を教えて下さい。
大学を出て、突然「そうだ靴職人になろう!」と閃きました。
教えることにも興味があったので、学び始めた当初から、お教室の開催も視野に入れていました。
大学時代は三原康弘さんやパトリックコックスなど、洋服のデザイナーと同じように、若い靴デザイナーが脚光を浴びていて、そういった気配を捉えた雑誌なども面白かったし、無意識に影響されていたかもしれないですね。
靴の世界は自分にとって全くの未知で、ワクワクする分野でした。製作する上で影響を受けたのは、靴そのものよりも 絵画や映画など、別の文化圏な気がします。
—- 靴工房を運営されているなかで、一番の「やりがい」や「喜び」を感じする瞬間はどんなときですか?
手でしか出来ない靴作りの「意味」を感じ取れた時はうれしいですね。
例えば、注文靴の場合、お客様がご自身の足の形を受け入れ、ご自身の足の木型からできた靴を、日々に必要な当たり前の存在として過ごして下さっているとき。靴づくりの教室では、生徒さんがご本人に一番似合う靴を作って、笑って履いていらっしゃるとき。そして、自分の時間の中では、作ろうとイメージしたものの、「斜め先の物体」が出来上がったときです。
—- 「斜め先の物体」が出来上がったときとは?
靴というのは構造上、その場のヒラメキや思いつきをデザインに乗せて行くのは難しいのですが、自分の創作の過程でずっと思っていたのは、制作気分や勢いを乗せた靴、なおかつ歩ける靴、が作りたい、ということです。
頭の中にあるイメージに向かって手を動かしているとたまに、思っていたのとは違うけれど思いがけない面白さが出てくることがあり、それが楽しいです。デザイン画を描いてそこに向かう、という靴作りはオーダー靴では必要な制作過程です。しかし、到達地点がデザイン画を超えることはありませんが、一方でそのような靴作りの面白さとはまた違った、靴作りもあると思っています。
—- 足元やファッションについて。どのような靴やファッションが好きですか?
心地よさにプラスして、ふと下を向いた時に楽しい気持ちになる服や靴が好きです。
靴は、分からないくらい沢山所持していますが、ちゃんと履き回しているのは15足くらいですかね!
古着屋やミュージアムなどで見る古い靴、古今東西の手製靴にドキドキします。
—- 革靴にまつわる思い出深いエピソードはありますか?
幼少期に母に買ってもらった黒い革のワンストラップシューズは、自分にとって靴が特別になった原点の1足だと思います。いまだ、ワンストラップシューズには強い憧れがあります。大切な思い出です。
—- 靴やレザーアイテムのお手入れについては、どのように感じていますか?
靴はブラッシングとクリームでケアして、ワックスで光らせ過ぎないお手入れが好きです。M.MOWBRAYのクリームは工房にも常備していて、お客様にもオススメしています。
お客様や生徒さんのお話を伺うと、女性は特に靴磨きのお手入れをする習慣がない方が多いと感じているので、ビジネスシューズ以外の革靴でもいかに簡単に自分でお手入れできるかを、難しくならないように、道具を含めてお手入れ習慣の入り口を作りたいです。
あと、靴を保管するときは、服の衣替えと同じく、シーズンごとに履く靴はしまいこまないで、目に入るように並べるようにしています。靴をすぐに履けるので、新しい組み合わせなどを試しやすいです!
—- ご自身の生活の中で、物を大切にするために習慣としていることはありますか?
断捨離ブームに惑わされないことです。自分の”好き”を信じるようにしています。
— おすすめの靴やアイテム、または挑戦したい靴やアイテムを是非ご紹介下さい。
夏の毎年の楽しみに、賑やかで新しいサンダルシリーズを製作しています。
自分自身も、革の心地よい感触を感じながら、明るい足元をとっかえひっかえ楽しみたいです!
— 靴作りをとおしてさまざまな活動をされている kisakishoesさん。その中で、ベビーシューズ制作のワークショップ、個人的にもとても興味があります。自身の子ども用にはもちろんですが、知人や家族へ想いをこめた贈り物ができそうですよね。
— 今後の活動もInstagramなどから楽しみに拝見させていただきます。木佐木さん、貴重なお話の機会をありがとうございました。
—-下記HP掲載情報
Kisakishoes HP
教室&オーダー@kisakishoes_kisaki
https://www.instagram.com/kisakishoes_kisaki/
日々の創作@shoe_poetry
https://www.instagram.com/shoe_poetry/
【革靴】奈良の靴|KOTOKA【お手入れ方法】
お気に入りの靴を大事に、長く履きたい。靴のお手入れが必要なのは、わかってはいるけど、 実際にどのようにお手入れしたらよいいのだろう? というご相談を多くいただきます。“靴や革製品のお手入れ”のお悩みを靴磨き女子部がリアルにお手入れする作業例をご紹介する「シューケアレシピ」シリーズです。
今回お手入れするのは、奈良の靴「KOTOKA」です。
KOTOKA(コトカ)とは?
奈良は日本有数の革靴産地。紳士靴向けの革靴においては東京、浅草地区に次ぐ国内第二の生産規模を誇っています。その、奈良県の革靴メーカー7社で共同開発した新しいタイプの革靴がKOTOKAです。すべてメイドイン奈良です。
奈良の靴 KOTOKA詳細については、下記HPよりご覧ください。
https://nara-shoes.jp/
KOTOKAの魅力とは?
素材はよりすぐりの一枚革を使って、シンプルなデザインで作られています。一枚革がやさしく足を包んでくれるので、履き心地もよい革靴です。自然な肌目の日本の革をセレクトし、素朴で味わい深い表情を生かしています。奈良のような落ち着きと安らぎを感じる靴ですね。
靴磨き女子部スタッフが履いて実感した、“5つの魅力”はこちら。
1|厚手の、しかししなやかな革で、アンライニングで作られているので、足への馴染みがとてもよい
2|履き続けることで革に自然なシワやキズが刻まれ、馴染んだ革が味わいのある表情に育つ
3|厚手の革なので耐久性も高い
4|汗を吸ってくれるので、裸足で履いても快適
5|足に吸い付くようなフィット感。革靴でありながら、スニーカーのような履き心地
そして、履くほどに、革の表情が深く、変化していくところも魅力です。革の経年変化(エイジング)を楽しめる革靴です。
KOTOKAの革靴のケア方法
KOTOKAに使用されている日本の革はオイルがたっぷりと含まれた「栃木レザー」、蝋を芯まで染み込ませた「たつの蝋引きレザー」、茶芯の「姫路丘染めレザー」といった個性的な革です。
オイルやワックス分が長い間革に留まっているのが特長で、頻繁に靴クリームやオイルを塗ったりする必要はありませんが、汚れた場合や革の表面に艶がなくなってきたら都度お手入れをすることをおすすめいたします。
【使用するアイテム】
お手入れ方法
▢履いたあとには、ブラッシングを
日々のお手入れでは、ブラシを使ったお手入れをしましょう。馬毛の靴ブラシを使用して、靴に付着したホコリを払っておきます。
▢靴クリームで栄養補給・艶出し
革の表面の艶がなくなってきたら、靴クリームを塗りましょう。
靴クリーム、M.MOWBRAYシュークリームジャー(無色)を、ペネトレィトブラシで塗ります。使用するクリームの量は、片足米粒2-3粒目安です。
▢ブラシで磨く
サノハタブラシ(豚毛) で、全体を磨きます。ブラシで使用している豚毛は、コシのある毛質。豚毛のブラシでブラッシングすると、靴クリームが革への浸透していき、艶も出ます。
KOTOKAの革靴は、防水スプレーは不要です。
オイルやワックス分がたっぷり浸透している革なので、水濡れにも強いくて、少しの雨でも、大丈夫なのはとても心強いです。特に「たつの蝋引きレザー」は蝋を芯まで染み込ませた革なので、水にとても強く、雨の日にも安心して履いていただける革靴です。
ただし、「栃木レザー」の、ナチュラル、キャメルといった明るい色のものに限っては、びしょびしょになってしまいそうな雨模様の日に履くのは、部分的にシミができてしまう可能性もありますので、避けるのがよいと思います。
まとめ
いかがだったでしょうか?
KOTOKAの革靴は、他の革靴ではなかなか使われない、個性的で耐久性のある良質なレザーが採用されているので、お手入れしすぎずとも長く履いて、経年変化が楽しめることもKOTOKAの魅力のひとつです。
FANS.エキュートエディション新橋店では、KOTOKAの革靴の試着体験ができるサンプルをご用意しております。ご興味ある方はぜひ、ご来店ください。
それでは、次回のシューケアレシピもお楽しみに。
“0”から突き詰めた最高の靴磨きで、お客様の笑顔を創りだす【東急ハンズ岡山店】髙原 双絵さん
靴磨き女子部が様々な職種で活躍する女性にインタビューするシリーズ。今回は東急ハンズ岡山店シューケア用品のご担当をされている髙原 双絵(たかはら ふたえ)さんにお話を伺いました。
高原さんは、シューケアマイスターとして東急ハンズ岡山店で、シューケア含め革製品全般のお手入れ方法のご相談、ご提案や実演を交えた接客を担当されています。
―現在のお仕事をするようになった経緯を教えて下さい。
昔からDIYやクラフトで何かを作ったり直したりすることが好きで、はまると突き詰めたがる性格でした。8年前にシューケアの担当になったときは、知識がなく右往左往することが多かったのですが、色々なクリームを使ってみたり、クリーナーの実験を行ったりしているうちに気づいたら靴が増え、クリームが増え、ブラシが増えていました。もっと突き詰めて知って行きたいと考えている時に社内でシューケアマイスターの公募があり2回目で合格し現在に至ります。
―シューケアマイスターとしてお仕事する中で、嬉しかったエピソードはありますか?
対応させて頂いたお客様がご自身でケアをした鞄や靴をもってご来店頂いた時や、新しい靴の相談に来て頂いた時です。 以前、「明日卒業式なんだけど、娘の靴がボロボロで…」と持ち込まれたお父様が思い出深いです。
靴はくたびれて色が抜けていましたが、ケアしたらまだまだ履ける状態でした。購入いただいたケアセットで一緒にケアをし、きれいになった靴を見て「卒業式が終わったら捨てようかと思っていたけど、まだまだ履けそうだなぁ」と言って頂きました。後日娘さんと一緒に再来店され「靴が汚いのはわかっていたけど、どうしたらいいかわからなくて放置していた靴がきれいになって本当に嬉しかった」と。
お客様に喜んで頂けた事、これから歩んでいく一歩の手助けが出来た事が本当に嬉しくこれからも喜んで頂けるような接客が出来たらなと思っています。
―心温まるエピソードですね。
きれいに変わることを諦めかけていたお二人にとっては、本当に嬉しい出来事だったんでしょうね!人生の中でも記憶として残る大事な卒業式。きっとお父さんも娘さんも晴れやかな気持ちで迎えられたんではないでしょうか。
―今後、お仕事についての展望はありますか?
シューケアのワークショップで東急ハンズ主催ではないワークショップに呼んで頂き、ワークショップをおこなった際に「どこでシューケア用品を売っているのか、どうしたらいいかわからない」という声をよく聞きます。なので、もっとシューケアを知って貰うことが1番の目標で、メイク用品を選ぶようにシューケアアイテムを楽しんで選んで貰える場所にしていきたいと思っています。
―髙原さんのファッションに関するお話を教えてください!靴は何足くらいお持ちですか?好きなブランドはありますか?
革靴は20足持っています。Church‘s(チャーチ)やchausser(ショセ)の靴の形が好きで気づいたら増えています。
お気に入りはChurch‘s(チャーチ)のバーウッドヒールとDr.Martens(ドクターマーチン)のサロメです。ヒールが高い靴は履くと気合いが入るので気に入っています。これからが楽しみな靴はchausser(ショセ)のナチュラルコードバン です。なかなか我儘な靴ですが飴色になるのを楽しみに可愛がっています。可愛がりすぎて履けないのが悩みです。
―新たに靴や服を迎え入れるときに、意識していることがあったら教えてください。
自分の好きなファッションを長く楽しむために本当に好きなアイテムを選ぶようにしています。好きなアイテムだとやはり大事にしたくなるので、大事にしたいか問いかけるようにしています。
―靴や洋服を大切にするために習慣としていることはありますか?
面倒くさくなる前に、勢いでお手入れをやってしまうことです。帰って一息ついてしまうと動けなくなるので、靴にブラッシングし、除湿剤を入れ、上着に洋服ブラシをかけるまでは何も考えないで勢いで出来るようにしています。動線にケアするものを配置しているのが、習慣として続けられているポイントです。ほこりだけは払って置くと、トラブルが起きても最小限で抑えることが出来るので、毎日1分でできるケアを大切にしています。
―靴磨きをするときのおすすめグッズや方法について教えてください。
服や季節によってクリームを使い分けて、服の印象と靴の印象を合わせるようにしています。冬はツヤが強くしっとり仕上がるクリーム、夏はさらりとマットに仕上がるクリームでケアしています。
靴クリームでは昔からENGLISH GUILD(イングリッシュギルド)が好きです。ぎらつき過ぎない強いツヤ感と保革された革のしっとりした仕上がりがお気に入りです。使用したことがない方が多いのですが、名品なのでぜひ使ってみていただきたい靴クリームです。
あとは、どんなに面倒でも、ほこりだけは落とすことです。ひと手間かけるだけで後々のケアが楽になるので、まずはブラッシングから初めてみることをお勧めします。たまに行うサプライズより、毎日のささやかな気遣いが大切です。
―髙原さんの靴の保管や靴箱のレイアウトなど、こだわりをお聞かせ下さい。
以前カビを発生させてしまってから、2週間に1度は靴箱の中の空気を入れ替えて湿気を飛ばすようにしています。靴箱が湿気やすい場所にあるので、半年に1度はM.MOWBRAY プレステージ「モールドクリーナー」で靴箱の中を拭いてカビと戦っています。
―おすすめの革靴やシューケア用品はありますか?
「革靴って重い」と感じたことがある人には、SPACE CRAFT(スペースクラフト)革靴の馬ヌメをおすすめします。スニーカーのような軽さ、革の足なじみの良さを体験できる一足です。さらにヌメのエイジングも楽しめるので革靴の良さを楽しめます。
おすすめのアイテムは色々ありますが、長く使える馬毛のブラシが、最初はおすすめです。
私が使っている馬毛ブラシは、ずっと平野ブラシです。少し持ち手が反っているので手が動かしやすく疲れにくく、毛にハリがあるので素早くほこりが落とせるので面倒くさがりな私にぴったりです。
平野ブラシ×M.MOWBRAY のブラシシリーズは、今では廃盤となってしまったため、これから買うならSANOHATA BRUSH(サノハタブラシ)か東急ハンズオリジナルブラシが持ちやすいのでおすすめです。
―お忙しい毎日だと思いますが、日々の暮らしで、リフレッシュ方法や心がけていることはありますか?
休みの日は猫とほとんどの時間を過ごしています。のびやかに寝ている猫を見ている時間が一番癒されます。最近はレンガの階段を作ったり、色々とDIYもしたりしています。居心地の良い空間を作ってのんびり猫とコーヒーを飲んでいる時間が良いリフレッシュになっています。
あとは、心を空っぽにする時間を作ること。仕事や生活も趣味も追いすぎると追われて疲れてしまうので、いっぱいいっぱいになる前に一度空っぽにして、取捨選択をするように心がけています。
―靴磨きのおすすめグッズや方法など、ライフスタイルにも取り入れやすい情報をありがとうございました。
「どんなに面倒でもほこりだけは落とす!」毎日のひと手間が、後々のお手入れを楽にする。シューケアマイスターからのお言葉はズドンと心に響きました。
髙原さん、本日は貴重なお話をありがとうございました。
東急ハンズ岡山店では、シューケアイベントに関しては不定期で開催されています。イベント情報は下記のホームページにてご案内されています。是非、定期的にチェックしてみてください。
東急ハンズ岡山店HP https://okayama.hands.net/
東急ハンズ岡山店Twitter https://twitter.com/Hands_Okayama