INTERVIEW

〈細部に宿る手縫いの美しさ、手仕事の温かさ〉amenez-moi!勅使河原 由美子さん

靴磨き女子部が様々な業種で活躍する女性にインタビューするシリーズ。
今回は、amenez-moi! (アムネモア)の勅使河原 由美子さんにお話しをお伺いいたしました。


amenez-moi! (アムネモア)とは。
amenez-moi!(アムネモア)は、手縫いで革のバッグや小物を製作するブランド。
フランス語で「連れて行って」という意味があり、いつでも手に取ってお出かけしたいという思いが込められている。

現在のお仕事内容を教えてください
ピッグスキンを使用したバッグの作製や、手縫いでの小物作製、販売を行っています。


今のお仕事をするようになった経緯を教えてください。
ファッションや装うことに関心があり、さまざまなファッションアイテムの中でも、
特にバッグが好きということがこの仕事を選ぶ動機となりました。
世の中にバッグは溢れているのにも関わらず、なかなか自分にしっくりくるバッグに出会うことができませんでした。
理想のバッグが現れるのを待つよりも、自分で作ったほうが早いのではないか?と思い始めるようになったのも大きなきっかけだったと思います。
もともと手仕事が好きだったのと、持ち前の強い好奇心を活かし、バッグの作製を始めるようになりました。

お仕事をするうえで、大切にしていることはありますか?
ひと針ひと針丁寧に縫い上げ、手仕事の温かさを感じていただけるものづくりを心がけております。



ご自身のブランドでイチ押しの商品は何ですか?
panier(パニエ)という商品で、フランスのブロカントのバスケットをイメージソースとしています。
フランスではバスケットを日常的に使用する文化が残っており、日常的に気を使わず使っていただける革のバッグとして誕生しました。
3つのサイズ展開で荷物の量、コーディネートに併せて選んでいただけます。
全て手縫いで仕上げ、ハンドステッチがデザインの一部となっています。また、バッグの中が見えないようにフラップを付けています。革製でありながら軽量な点も特徴の一つです。
オールジェンダー、エイジレスでお使いいただけるのも魅力の一つです。

panier(パニエ)


ご自身のお仕事の一番のやりがいは何ですか?
アムネモアのプロダクトを手に取り、色々な場所へ連れて行っていただけることに喜びを感じます。

日々の暮らしの中で心がけていることはありますか?
出会いや縁、繋がりを大切にしています。


ご自身の生活の中で、物を大切にするために習慣としていることがあれば教えてください。
自身の生活に取り入れた時、しっくりくるものかどうかをじっくり考えてから購入します。
馴染む、仲良くできると想像できた時点で自分の一部になるので、扱いが丁寧になり、使い続けるためのお手入れができるようになると思っています。

おすすめのリフレッシュ方法や気分転換方法がありましたら教えてください。
海へ出かけること。靴を脱いで砂に足をつけるだけでリフレッシュできます。


~靴やレザーアイテムのケア、ファッションについてお伺いいたします。~

靴は何足くらい持っていますか?
20足ほど持っています。

好きな靴のブランドはありますか?また、好きなレザーグッズブランドはありますか?
VIVOベアフットウエア、dansko、repetto、torippen、dito

一番のお気に入りの靴、レザーアイテムは何ですか?
repettoの1足です。
パリ訪問の際に購入したもので、初の海外1人旅で不安を抱えながらも、持ち前の好奇心で楽しく過ごせた思い出の旅での買い物だったので、お気に入りの1足です。



今後の展望はありますか?
お客様に喜んでいただける、楽しいものを作っていきたいです。

ご紹介可能なSNSアカウントがございましたら教えていただきたいです。
Instagramアカウントhttps://www.instagram.com/amenezmoi_bag/?hl=ja


ご自身の商品に対する想いやパーソナルな部分までお伺いすることができました。

出会いや繋がりを大切にされる勅使河原さん。
勅使河原さんが一つ一つ手縫いで制作しているプロダクトだからこそ、温かみを感じ、色々なところに連れていきたくなる、常に一緒にいたくなる気持ちが生まれるのだと感じました。
勅使河原さん、本日は貴重なお時間ありがとうございました。

2025-03-01 | Posted in INTERVIEWComments Closed