INTERVIEW

【「磨いて、話して、ほっとして。」そんな心地よい空間を創りだす】SHOES&BAG SALON Feel So Good 鶴見真子さん

靴磨き女子部が様々な業種で活躍する女性にインタビューするシリーズ。
今回はSHOES&BAG SALON Feel So Goodの鶴見真子さんにお話を伺いました。

Profile

鶴見 真子(つるみ まこ)

SHOES&BAG SALON Feel So Good / シューケア・レザーケア職人

石川県出身。靴やバッグなど、“毎日そばにあるもの” のケアを通して、その人の暮らしや気持ちに寄り添うことを大切にする。金沢のハンズでシューケアを学び、BriftHで磨きと接客を深め、2024年に独立。現在はイベント・出張磨きなどで活動している。奥沢にてサロンのオープンが決定し、ますます活動の幅を広げている。

サロン住所:〒158-0083 東京都世田谷区奥沢4丁目27-16 二葉ビル401

2025年12月13日(土)オープン

「手をかけると、気持ちってちゃんと整うんです。」

靴磨きと出会ったのは、金沢のハンズに勤めていたときでした。最初に磨いたのは、高校生からずっと履いていたドクターマーチン。磨き終わったときの「こんなに変わるんだ…!」という驚きと嬉しさは、今でも鮮明に覚えています。

靴磨きは、作業というより“ケア”に近い感覚があります。汚れを落として、潤いを与えて、整えて、仕上げる。その工程は、スキンケアととても似ていて、手をかけたぶんだけ表情が柔らかくなっていくところが好きです。

職人として大切にしていること

私にとって靴磨きは、ただきれいにする作業ではありません。その靴やバッグにまつわる思い出や、過ごしてきた時間に触れることだと思っています。

だからこそ、お客様とお話しする時間をとても大事にしています。

「どんなときに履いていましたか?」 「お気に入りポイントはどこですか?」

そんな会話をしながら磨いていると、自然とそのアイテムが持つ空気感が伝わってくる気がします。

その人がまた“気持ちよく履ける状態”に戻すこと。 それが、私の中での職人としての仕事です。

日々の過ごし方とリフレッシュ

休日は、美味しいごはんを食べに出かけることが多いです。最近は「I’mドーナツ」のフランボワーズクリームの生ドーナツがお気に入りで、ふとしたご褒美にしています。

疲れを感じたときにはサウナへ行きます。しっかり温まって、外気浴で深呼吸して、そのあとに食べる豚カツが最高なんです。そういう小さな楽しみが、自分をやさしく整えてくれる気がしています。

自信をくれる一足「マルジェラの足袋ブーツ」

独立を決めたとき、自分へのエールとして選んだ一足です。

履くと気が引き締まるし、背筋がすっと伸びます。職人としての自分を思い出させてくれる相棒のような存在です。

日々のケアについて

よく使うのはデリケートクリームです。靴にもバッグにも使えて、革がしっとりして柔らかくなるところが好きです。

とても控えめだけど、ちゃんと支えてくれる“縁の下の力持ち”のようなアイテムです。

これからについて

「Feel So Good」という名前には、気持ちよく過ごせる場所でありたい、という意味を込めています。

磨いて、話して、ほっとして。 そんな時間が生まれるサロンにしたいです。

キレイになった靴やバッグを手に取ったとき、明日からの活力になっていただけたら嬉しいです!

5年後も、10年後も、「また来たいな」と思っていただけるような場所を育てていきたいと思っています。

おわりに

靴やバッグと向き合う時間を通して、誰かの気持ちがそっと整うきっかけになりたいという鶴見さん。

お話を通して、鶴見さんの優しい、柔らかい雰囲気をたくさん感じることができました。
一足ずつ、ひとつずつ。
そこに込められた時間や思い出に寄り添いながら、あたたかい場所を鶴見さんは育てていきます。

本日はインタビューにお答えいただきありがとうございました。

Instagram:@__maco.02

サロン住所:〒158-0083 東京都世田谷区奥沢4丁目27-16 二葉ビル401

2025年12月13日(土)オープン

【営業】
不定休 11:00〜19:00
ご来店予約制
(webサイト、LINE、DMにてご予約承ります)

2025-12-05 | Posted in INTERVIEWComments Closed