SHOECARE RECIPE
【革靴】奈良の靴|KOTOKA【お手入れ方法】
お気に入りの靴を大事に、長く履きたい。靴のお手入れが必要なのは、わかってはいるけど、 実際にどのようにお手入れしたらよいいのだろう? というご相談を多くいただきます。“靴や革製品のお手入れ”のお悩みを靴磨き女子部がリアルにお手入れする作業例をご紹介する「シューケアレシピ」シリーズです。
今回お手入れするのは、奈良の靴「KOTOKA」です。
KOTOKA(コトカ)とは?
奈良は日本有数の革靴産地。紳士靴向けの革靴においては東京、浅草地区に次ぐ国内第二の生産規模を誇っています。その、奈良県の革靴メーカー7社で共同開発した新しいタイプの革靴がKOTOKAです。すべてメイドイン奈良です。
奈良の靴 KOTOKA詳細については、下記HPよりご覧ください。
https://nara-shoes.jp/
KOTOKAの魅力とは?
素材はよりすぐりの一枚革を使って、シンプルなデザインで作られています。一枚革がやさしく足を包んでくれるので、履き心地もよい革靴です。自然な肌目の日本の革をセレクトし、素朴で味わい深い表情を生かしています。奈良のような落ち着きと安らぎを感じる靴ですね。
靴磨き女子部スタッフが履いて実感した、“5つの魅力”はこちら。
1|厚手の、しかししなやかな革で、アンライニングで作られているので、足への馴染みがとてもよい
2|履き続けることで革に自然なシワやキズが刻まれ、馴染んだ革が味わいのある表情に育つ
3|厚手の革なので耐久性も高い
4|汗を吸ってくれるので、裸足で履いても快適
5|足に吸い付くようなフィット感。革靴でありながら、スニーカーのような履き心地
そして、履くほどに、革の表情が深く、変化していくところも魅力です。革の経年変化(エイジング)を楽しめる革靴です。
KOTOKAの革靴のケア方法
KOTOKAに使用されている日本の革はオイルがたっぷりと含まれた「栃木レザー」、蝋を芯まで染み込ませた「たつの蝋引きレザー」、茶芯の「姫路丘染めレザー」といった個性的な革です。
オイルやワックス分が長い間革に留まっているのが特長で、頻繁に靴クリームやオイルを塗ったりする必要はありませんが、汚れた場合や革の表面に艶がなくなってきたら都度お手入れをすることをおすすめいたします。
【使用するアイテム】
お手入れ方法
▢履いたあとには、ブラッシングを
日々のお手入れでは、ブラシを使ったお手入れをしましょう。馬毛の靴ブラシを使用して、靴に付着したホコリを払っておきます。
▢靴クリームで栄養補給・艶出し
革の表面の艶がなくなってきたら、靴クリームを塗りましょう。
靴クリーム、M.MOWBRAYシュークリームジャー(無色)を、ペネトレィトブラシで塗ります。使用するクリームの量は、片足米粒2-3粒目安です。
▢ブラシで磨く
サノハタブラシ(豚毛) で、全体を磨きます。ブラシで使用している豚毛は、コシのある毛質。豚毛のブラシでブラッシングすると、靴クリームが革への浸透していき、艶も出ます。
KOTOKAの革靴は、防水スプレーは不要です。
オイルやワックス分がたっぷり浸透している革なので、水濡れにも強いくて、少しの雨でも、大丈夫なのはとても心強いです。特に「たつの蝋引きレザー」は蝋を芯まで染み込ませた革なので、水にとても強く、雨の日にも安心して履いていただける革靴です。
ただし、「栃木レザー」の、ナチュラル、キャメルといった明るい色のものに限っては、びしょびしょになってしまいそうな雨模様の日に履くのは、部分的にシミができてしまう可能性もありますので、避けるのがよいと思います。
まとめ
いかがだったでしょうか?
KOTOKAの革靴は、他の革靴ではなかなか使われない、個性的で耐久性のある良質なレザーが採用されているので、お手入れしすぎずとも長く履いて、経年変化が楽しめることもKOTOKAの魅力のひとつです。
FANS.エキュートエディション新橋店では、KOTOKAの革靴の試着体験ができるサンプルをご用意しております。ご興味ある方はぜひ、ご来店ください。
それでは、次回のシューケアレシピもお楽しみに。