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自然をこよなく愛するアクセサリークリエイター【scheaf*】清水さん
様々な分野で活躍されている女性に「靴磨き女子部」がお話を伺うインタビューシリーズ。
今回はアクセサリーブランド【schaf*】のクリエイターである、清水さんにお話を伺いました。
―まずは【schaf*】について…じつは私もファンで、いくつか買わせて頂いているのですが、ご覧のみなさまにブランドのご説明おねがいします。
清水さん:日々の装いの中に草花のやさしさを取り入れて頂けるような、本物の植物を使ったアクセサリーのブランドです。
自然そのままの美しさを閉じ込めたピアスやバングル、リングやヘアクリップなどを製作しています。
【初期の頃からの定番アイテム。プリザーブドフラワーの紫陽花で作られています。】
―名前の由来も教えていただけますか?
清水さん:schafはドイツ語で羊という意味です。
生花を取り入れる前はレース糸を使ったアクセサリーを作っていたので、糸から毛糸、毛糸から羊へと言葉を変化させていき、「schaf」という名前を付けました。
レース糸のアクセサリーも好評だったのですが、暖かいイメージのある糸は、季節が移り代わって気温が高くなると使用しにくい。
もっと季節に合ったアイテムを作ろうと今のかたちになりましたが、ブランド名はそのまま引き継いでいます
―なるほど。では、最初にアクセサリーブランドとして立ち上げるまでの経緯も教えてください。
清水さん:もともと物作りが好きで、ブランドを立ち上げる前から興味があるものは何でも作っていました。
でも、それらを販売することは考えていなかったんです。
―それはどうしてですか?
前職では職人さんと密接に関わる仕事をしていたので、職業としてもの作りをする大変さは十分に理解していましたし、それゆえ特別な才能を持った人がやるものだ、とも考えていたからです。
そんな折、クリエイターが作品を直接販売できるネットストアが広まり始め、家族からの後押しもあって出品したことがきっかけになりました。
ちょうど新年を迎えたばかりの頃だったので、自分自身でも、新しいことを始めてみようという気持ちもありました。
―実際に立ち上げてみて、何か変化はありましたか
清水さん:当初は、すぐに結果が出なくとも、徐々に売り上げが立ち、5年後くらいにプラスに転じれば良いかな…と考えていたんです。
ところが、想像していた以上に好評で。ネットストアのメルマガにピックアップ商品として掲載して頂くことも度々あったりと、反響も大きかったですね。
【自ら育てた忘れな草のドライフラワーをとじ込めた、小粒の指輪】
―何万人も作家さんがいる中で注目商品に選ばれるなんて…!すばらしいですね!
清水さん:ありがとうございます。これもやはり、前職の経験があったからだと思います。
―以前はどのようなお仕事をされていたのですか?
清水さん:日本製のシューズブランドで、ECサイトの運営を担当していました。
当時のECサイトは、まだ開設したばかりで内容が整っておらず、軌道に乗っていませんでした。
そのブランドの靴が好きで入社したこともあり、このままではブランドの持つ良さが伝わらないと、サイトを変えるために運営担当に立候補したんです。
良さを伝えるには、デザイナーや職人さんそれぞれの想いや考え、動き方を知ることが必要で、サイト作りを通してそれらを学ぶことができました。
―画面を通して商品をアピールする「見せ方」という部分でも、今と多くの共通点がありますよね。
清水さん:そうですね。どのように写真を撮れば商品が活きるか、お客様が商品を購入する際に気にするポイントはどこなのか、などもわかりました。
その後は実店舗の運営も担当することになり、販売の現場にも大きく関わりました。
―物ができてから販売に至るまでのすべての業務に携わっていたんですね。
清水さん:はい。だからこそ良い面だけでなく苦労も知っていて、先ほどのように、クリエイターは特別な人がなるものだという風に思っていたんです。
でも、実際に始めてみると、私が作ったものに共感して下さる方がいることが分かり嬉しかったです。
もちろん大変なことはあっても、これまでの経験が全部繋がっていて、今に活かされているんだということがわかりました。
―今までの経験がすべて繋がっている。素敵なお話ですね。
清水さん:原動力である「かわいいものが作りたい」気持ちと、「もの作りが好きな」気持ちを、「経験」が支えている感じでしょうか。
わたし、もとから自立心が強くて、様々なことに責任を持ってやり遂げたいタイプなんです。
そういう意味で、会社の枠に囚われることなく、自分で考え、自分のペースで作業を進めていくこの仕事は、性に合っているんだと思います。
それに、常に新しいことを求めて挑戦するのも好きなんです。
【型もオリジナルで作ったシリーズ。ハーブが閉じ込められています。】
―それでは、今後挑戦しようと考えていることなど、展望はありますか?
清水さん:常にいろいろな事を考えていますが、時間や体力など、一人の限りがあります。
その都度考えながら進んでは、軌道修正を繰り返していく。そうやって、緩やかに右肩上がりに進んでいけたら良いなと思います。
―最後に、日々のくらしの中で心がけていることがありましたら教えてください。
清水さん:やはり何をするにも健康が一番なので、定期的に整体やヨガに通ってメンテナンスをしています。
どちらとも、仕事柄、知らず知らずのうちに硬くなってしまう体をほぐし、姿勢も正せるので良いですね。
体を動かすことは元から好きで、以前はピラティスをしていました。もう少し気軽に楽しめて、気分転換にもなるとヨガに切り替えてから3年目になりますが、週2~3日のペースを崩さないようにしています。
おばあちゃんになってもずっと好きなことをしていたいので、いつまでも元気で長生きしたいなと思っています。
―清水さん、どうもありがとうございました。
HPもご覧いただければ、きっと【schaf*】の世界観をお分かり頂けると思います♪
またアクセサリー作りに関する書籍も共同著書で出版されています。
こちらもぜひチェックしてみてくださいね!
◇日本文芸社 「かわいい生花のアクセサリー」
◇KADOKAWA 「お花とパールのやさしいアクセサリー」
好きな素材を組み合わせて自分好みに作ってもらおう!FANS.浅草本店でオーダーするフリコベルトの魅力
靴やバッグと同じように、ベルトもファッションの大切な一部。
でも、思った通りの色やサイズ、デザインなど…なかなか見つからないですよね。
特に女性もののベルトだと、男性ものに比べて圧倒的にバリエーションが少ないことが多く、お気に入りの1本に出会うまでに苦労されているのではないでしょうか?
そんな時は、FANS.浅草本店でフリコベルトをパターンオーダーすることをお勧めします。
フリコベルトとは、ベルトの製造・販売を行う「WINSFACTORY」さんが考案した、ピンホールのないベルトです。
どこでも好きな位置で止めることができるので、サイズ調節が簡単。
例えば少し食べ過ぎちゃったとき、通常であれば一つ隣のピンホールに移動させると思います。
でも本当は、一つ隣ほど緩める必要はなく、穴と穴の中間だったら良いのに…なんて時にも便利なんです。
まずはサイズを測ってベルト本体の長さを決めたら、
次はバックルを選びます。
幅サイズは3種類。
25mm幅、30mm幅、35mm幅です。
幅の違いだけでなく、素材やデザインなども様々で、これだけでも印象が大きく変わります。
バックルを選び終わったら、最後に革を選びます。
これまた種類が豊富なので、何がいいかとても悩みますが、それも楽しい作業。
革のスワッチにバックルを通してみることもできるので、実際に鏡で合わせてみたりと、完成後の想像もしやすいのも安心です。
ビジネスシーンや、スマートな装いに合わせたいなら、25mm幅の小ぶりなバックルがおすすめ。
太めにするとカジュアル感が出るので、デニムと合わせたりすると良いかと思います。
価格は¥12,000+税~で、納期は大体1~2カ月です。
オーダーベルト、検討してみてはいかがでしょうか。
そろそろロングブーツが履きたくなってきた!?お手入れの際に気をつけたい事
スニーカー熱もまだまだ根強いですが、寒くなるとやっぱりブーツが履きたくなりますよね。
ここ数年はパンツスタイルが主流ということもあってか、ロングよりショート丈のブーツが人気ですが、
シンプルなデザインの定番のロングブーツは、1つ持っていると何かと便利。
久しぶりに履きたい気分の方もいるかと思います。
そこで、ブーツのお手入れ方法をご紹介いたします。
まずは、柔らかい馬毛のブラシで全体をブラッシングします。
長期の保管でホコリが溜まってしまっていた場合も、ブラッシングをすることでスッキリしますよ。
次にM.モゥブレィ「ステインリムーバー」を使用して全体をやさしく拭きとります。
古いクリームや汚れを取ることで、新しいクリームの浸透性が高まります。
と、ここまではパンプスなどのお手入れと大きく変わりませんが…
ここからが大切です。
まずはシャフト(筒)部分に、柔らかいクロスにM.モゥブレィプレステージ「クリームエッセンシャル」を少量取ったら、薄く塗りのばします。
「クリームエッセンシャル」はローション状で伸びが良いので、面積の広いシャフトにはぴったり。
また、何より重要なのは無色であるという事です。
ここで色つきのクリームを使用した場合、スカート上にかぶさるようなコーディネートや、ロング丈のコートの場合、擦れて色が移ってしまう可能性があるからです。
つま先などの擦れが気になる場合は、その部分にのみ色つきにシュークリームを塗りこみましょう。
そのあと全体を豚毛のブラシでブラッシングして、
最後に乾拭きをしたら完成です。
気になるところに色を入れるだけでも、十分きれいになりますよ!
2019.1.12【Lala Begin】2月号 「靴磨き女子部に訊いた、毎日と月1の靴磨きの基本」
世界文化社「Lala Begin」2月号に靴磨き女子部による靴磨きの方法を掲載して頂きました。
毎日の簡単お手入れと、月1のしっかりお手入れや、
素材別のお手入れ方法などをご紹介させて頂いています。

ぜひご覧ください。