INTERVIEW
≪前編≫現代女性のライフスタイルに親しみやすい!ハワイアンジュエリーを
こんにちは、バクバクコアラです。
最近特に、気になっています。ハワイアンジュエリー!結婚指輪にハワイアンジュエリーを選び、身につけている友人が増えているからです。
結婚指輪は一生もの、一生ものとしてハワイアンジュエリーを選択するには、特別な意味や魅力があるのではないかと感じています。私が知らないハワイアンジュエリーの世界をアーティストリー&アイでクリエイティブディレクターを務める田村愛さんにお話しを伺い教えていただきました。
ハワイアンジュエリーのこと、愛さんのお仕事や、ジュエリーとあわせて靴のメンテナンスのお話などなど、ボリュームたっぷり≪前編≫・≪後編≫でお届けします。
ハワイアンジュエリーとは…?
「ハワイの自然をモチーフにしたプルメリアのお花・波・マイレの葉などをモチーフに刻んで彫りをいれているものをハワイアンジュエリーといいます。明確ではありませんが、英国ヴィクトリア女王時代から技法がハワイへと伝承されたとか。アンティーク感のある伝統的なモチーフには時代を超えて受け継がれております。」
ハワイアンジュエリーに多いモチーフ、実は意味があります。
プルメリア(花)・・・女性たちの愛の象徴として、守護や幸せの意味を持つ
スクロール(波)・・・二人の絆を示し、幸福を乗せてやってくると言われる
マイレ(葉)・・・フラダンスの女神に捧げるレイに使われ、絆や結びつきを表す
刻まれたモチーフには、ひつとひとつに意味を持つジュエリーなのです。
最初はハワイアンジュエリーには全然興味なかった?!
日本では何回ものハワイアンブームが起きてますが・・シルバーでお花やサンダルなどを単体でモチーフにしたシンプルなデザインなどのイメージから、ハワイアンジュエリーはチープなものと印象を受けるかたもいるようです。
当時、愛さんの関心は欧州にあり、ハワイアンブームに乗ったわけでもない。ジュエリーの仕事には携わっていたが、ハワイアンジュエリーには特別興味があったわけではなかった。
転機となったのは現在仕事でのパートナーであるグレンさんと出会い。彼の彫る繊細なジュエリーを見たとき、ハワイアンジュエリーには秘めたる魅力がある!と感じていった。彼の作品に惚れ込んだ。そして愛さんがデザインし、グレンさんがジュエリーを彫る形となった。
透かし模様のデザインができるのは、ハワイでも数人の高度な技術を必要とします。グレンさんはジュエリーのみならず数々の著名人の楽器金属パーツへのイングレービングも担当する、彫りの立体感や輝きに定評あるジュエリー職人です。
家宝として受け継がれているジュエリー!
「例えば、喪に服す時にハワイではバングルを身に着けている。明確ではないが、実はこれも英国から伝わってきたはじまりとの説もある。日本でも喪服に真珠をつけるように、ハワイでは喪に服すデザインを施されたバングルをしている。親から子へと代々受け継がれる家宝。バングルという存在はとっても親しまれているものであります。ハワイでは若い女性も手首には、バングルがじゃらじゃらっと何連もつけているのを目にします。おばあちゃんから受け継いだものや、学校卒業のお祝いであったり、ひとつひとつに思いがつまっているものを身につけているのだとか。素敵ですよね。ハワイアンジュエリーには、そんな祈りや願い、希望が刻まれたとても伝統的なジュエリーなのです。この魅力をもっともっと多くの人へ知って、同じ魅力を感じてもらえたら・・」
贈り物、ギフトとしても魅力的なのは、気持ちをモチーフに込めて贈ることができるジュエリーだからなのですね。
愛さんがジュエリーのお仕事を始めたきっかけは?
「自然とジュエリーの世界へ導かれました!」
当初愛さんはアパレル業界を目指していた。高校卒業後、カナダ トロントに渡り、ファッション・ビジネスを専攻。ところが、愛さんのお母様がジュエリーをデザインした作品を作っていたこともありジュエリーはは身近な存在であり知識もあった。留学先での自分が企業したイメージの題材もやはり、身近であったジュエリーを経営内容にして授業発表を行っていた。目指していたアパレル方向から少しだけ転換したが、縁あって卒業後は宝飾業界に進む。6年間、国内ジュエリー・メーカーで仕入れ・販売・企画デザイン・マーケティングと幅広い業務経験を経て独立し現在に至ります。
愛さんの言葉で印象的だったのは、
「一番最初からすべてがうまくいくことほど、怖いことはない。この先も、長く長く続けていくことが目標。ハワイアンジュエリーについての存在や魅力、そして身に着けてくれる人が増えていきますように」
今季からは、愛さんがディレクションしているArtistry&Iはハワイアンジュエリーはチャンティングジュエリーをコンセプトにしていく。
「“ハワイアンチャンティングジュエリー”とご紹介している理由、それはハワイに伝わる神話や伝説を語るような表情豊かなチャンティング(語る・詠唱する)ジュエリーを通じて、本来のハワイの魅力をシェアしていきたいとの願いから。ぜひ、Artistry&Iの作品も手にとってみてくださいね。アーティストリー&アイの工房はハワイと東京にございます。東京の工房では実際にお品物やジュエリー制作過程をご覧いただけます。ご興味ある方はぜひお気軽にお問い合わせください。」
アトリエ・ショールーム
101-0021
東京都千代田区外神田5-1-10エートービル2F
銀座線・末広町駅2番出口から約2分
JR線・御徒町駅/秋葉原駅から約6分
OPEN 11:00-19:00
不定休・予約制
では、≪後編≫もお楽しみに。