INTERVIEW

【“長く使うこと”に寄り添ったものづくり】佐藤光さん

靴磨き女子部が様々な業種で活躍する女性にインタビューするシリーズ。
今回は株式会社オリックの左藤光さんにお話を伺いました。

Profile

左藤 光(さとう ひかり)

株式会社オリック

店舗運営・商品企画・ブランド運営

革と出会ったのは、専門学校時代。本革を使った作品制作の授業をきっかけに、それまで「落ち着いたもの」というイメージだった革の世界に惹かれていきました。 卒業後はアパレル業界を経験し、その後「odoru」と出会います。長く使えるもの、本当に気に入ったものを持ちたいという自身の価値観と、odoruのものづくりに共通点を感じ、本格的にレザーの世界へ。

現在は、店舗運営・商品企画・ブランド運営など幅広く携わりながら、自身が立ち上げたブランド「Hikari」の展開にも力を注いでいます。

「長く使いたい」と思えるものを届けたい

佐藤さんが大切にしているのは、“本当に気に入ったものを長く使う”という感覚です。

“昔から、質のいいものや、自分がちゃんと好きだと思えるものを持ちたい気持ちがありました。”

そんな想いと重なるように出会ったのが、odoruのものづくりでした。

革という素材は、使うほどに変化し、持つ人の時間が刻まれていきます。だからこそ、一時的な流行ではなく、長く寄り添える存在として魅力を感じているそうです。

Hikariブランドに込めた想い

Hikariブランドを立ち上げたきっかけは、「もっと自由なものづくりがしたい」という気持ちからでした。
odoruで働く中で、鮮やかなカラーの革や、これまでの枠にとらわれないデザインのアイテムを作りたいという想いが少しずつ強くなっていったといいます。

もっと若い世代にも、革製品に興味を持ってもらいたいと思ったんです。

レザーアイテムは、どうしても“落ち着いた大人のもの”という印象を持たれがちです。しかし佐藤さんは、そのイメージだけではない革の魅力を届けたいと考えています。

“若い世代って、一生ものを持つ機会がまだ少ないと思うんです。だからこそ、本物を手にしたときの特別感を、より強く感じられるんじゃないかなって。”

Hikariでは、odoruのクラシックなものづくりの精神を受け継ぎながらも、より自由で感性に寄り添うデザインを展開。

odoruがクラシックだとしたら、Hikariはもう少しデザイナブルな存在にしたいと思っています。

「Hikari Leggero style」は、“軽やかに・優美に”という意味を持つイタリア語から名付けられたシリーズです。
縫いによるやわらかなフォルムや、軽やかな使い心地から、ふわっと気持ちが弾むようなイメージを込めているそうです。

また、「Hikari Radiant style」は、“喜びに満ちた・輝かしい”という意味を持つシリーズ。
さくらピンクのコードバンを使用した高級ラインとして、日常に小さな高揚感や幸福感を届けられるような存在を目指しています。

革って、一粒のジュエリーみたいだと思うんです。素材そのものに魅力があって、使うほど愛着が増していくところが好きです。

商品そのものだけではなく、選ぶ時間や空間ごと楽しんでもらえるように。
Hikariは、“革を持つ楽しさ”を、もっと自由に広げていくブランドです。

ものづくりの中で大切にしていること

何にでも興味を持つこと。

それが、佐藤さんが仕事をするうえで大切にしていることです。
お客様との会話の中で知ることも多く、そこから新しい興味や発想につながることも少なくありません。実際に見に行ったり、調べたり、触れてみたり。そうして得た感覚が、商品企画やデザインにも自然と反映されていきます。

また、自身でも縫製を行うなど、制作の工程に深く関われることも大きなやりがいの一つ。

自分が作ったものに対して、お客様から反応をいただける瞬間がすごく嬉しいです。

愛着を育ててくれる「odoruの手帳」

お気に入りのアイテムは、入社時にプレゼントされた「odoru リネアヴァスカボックス」の手帳。
初めて持った“本格的な本革製品”だったこともあり、最初は少し緊張しながら使っていたそうです。
しかし、使い続けるうちにリフィルを変えてみたり、スタンプでアレンジしてみたりと、“使うことそのもの”を楽しむようになっていきました。

今ではいつも持ち歩いている存在です。”

日々触れるものだからこそ、少しずつ自分らしく育っていく。その感覚が、革製品の魅力なのかもしれません。

日々の暮らしについて

休日は、カフェへ行ったり、友人と会ったり、買い物やイベントへ出かけたりして過ごすことが多いそうです。ゲームも好きで、オンとオフを切り替えながら、自分らしい時間を大切にしています。
また、リフレッシュ方法は温泉や散歩、そして“何も考えない時間をつくること”。
忙しい毎日の中でも、一度立ち止まって気持ちを整える時間を意識していると話してくださいました。

odoruとHikari、それぞれの魅力を届けながら

現在は、odoruとHikari、ふたつのブランドに携わりながら活動されています。

クラシックで洗練されたものづくりを大切にするodoru。 そして、より自由な感性や新しい楽しみ方を提案するHikari。
それぞれ異なる魅力を持ちながらも、“長く愛されるものを届けたい”という想いは共通しています。

革製品って、実際に使ってみることで初めてわかる魅力があると思うんです。

そう話す佐藤さんの言葉からは、ものづくりそのものへのまっすぐな愛情が感じられました。

これからについて

これからも、odoruのものづくりの精神を大切にしながら、Hikariならではの新しい表現に挑戦していきたい。
クラシックな美しさと、自由な感性。 その両方を行き来しながら、レザーの魅力をより多くの人へ届けていきます。

革製品って、使って初めてわかる魅力があると思うんです。

その言葉の通り、佐藤さんのものづくりには、“長く寄り添うこと”へのやさしい想いが込められていました。

貴重なお話をお聞かせいただきありがとうございました。

odoru公式HP:https://odoru-shop.com/

Instagram:@_hikari_official_

Youtube:https://www.youtube.com/@odoru_GTCL_Academy

2026-05-25 | Posted in INTERVIEWComments Closed