COLUMN
ジャストサイズでカッコよく履きたい 革靴がゆるくなってきたときの対処法
新しく購入したローファー。
「かかとがスポスポ抜けやすく、歩きにくいのですが…」とご相談いただくケースが増えています。
履き始めはちょうど良いサイズだったのに。
履いていくうちにだんだんと緩く感じてきたとのことでした。
こんな経験がある方、結構いらっしゃるのでは?
そこで今回は、足に馴染んで緩くなってしまった靴への対処方法をお伝えします!
●変化する、革靴のサイズ
革靴は、履き込むことで足の形状に馴染みます。
ただ、その馴染み方には差があるのです。
使っている革や、靴本体と靴底のくっつけ方など、
履き込むことによる足の馴染み方には違いが出てきます。
新品のときよりもサイズが大きくなる靴もあれば、比較的変化が出にくい靴もあるのです。
ちょっときついと感じていた靴が、ストレスなく履けるようになれば良いのですが、
それを通り越して、「どうも緩いな」と感じてしまう可能性があるのです。
写真は、購入から1年が経過した、スタッフ私物のローファーです。
どうやらかなりヘビロテしているそう。
しっかりと足に馴染み、指が1本入るくらいの余裕が出てきました。
●気になるすき間はインソールで解決!
インソールは靴と足の隙間を埋めて、靴のなかで足が動かないようにする効果があります。
インソールには素材、厚み、構造など様々な種類があります。
いきなり厚いインソールを入れて、かえって靴がきつくなってしまってはいけませんので、まずは薄めのものからお試しください。
club VINTAGE – M.MOWBRAY – プリンセスロング は
シープレザーを使用している、約2ミリ厚のインソールです。
シープレザーは足当たりが柔らかく、吸汗性にも優れています。
こちらのインソールはちょうどいい薄さが特長です。
履き込んで緩く感じてきた靴への最初のアプローチとしておすすめしています。
先ほどのスタッフ私物ローファー。
インソールを靴に入れることで、フィッティングはどのくらい変わったのでしょうか?
なんと、靴のなかで足を前方に動かしても、指1本分が入る隙間がなくなりました!
歩行時に気になっていた、かかとが抜ける違和感もなくなり、快適に歩けるようになったとのこと。
ちょっとゆるくなってきたかも?!
そう感じたらぜひ、「インソール」を試してみてはいかがでしょうか。